2009年10月29日木曜日

百舌のハヤニエ 2


枝に突き刺していたハヤニエを、翌朝には撮影をしました。百舌はハヤニエを作った後、忘れてしまうのでしょうか、時々、干からびたカエルなどの姿を見かけることがあります。

炬燵に当たってテレビを眺めていますと、百舌の実演で作られたカエルの一夜干しをつつく姿が見えました。しかし、今度の鳥は、どうも昨日のモズと違うようです。同じように隠れた姿勢でつついているのですが、どうやら食べているように思えました。
暗くて撮りにくかったのですが、何とか3枚の写真を撮りました。ブレタのもありましたが、そんな写真を専門の先生に見ていただきました。

『あなた作る鳥、わたし食べる鳥』の食べる役をやったのは何鳥なのか、とても知りたくなったからです。

アイラインから、身近にいるウグイスを容疑鳥にしてみました。ウグイスが、百舌が作ったハヤニエを有難く頂いたということにでもなれば、面白いかなと思ったりしました。

『百舌の幼鳥です』という返事を頂きますと、またまた、百舌の家族のことが、童話のように膨らんできます。

“百舌のお母さんは、子どもにハヤニエを作る方法を教えることにしました。
始めに、お母さんがハヤニエを作る様子を、子どもに見せました。子どもは親が作るのを少し離れたところから見ていました。
お母さんのやるのを見ていた子どもは、枝からカエルをはずして、今度は自分で枝に打ち付けてみました。

お母さんは、その様子を金木犀の花が香る枝の中から眺めていました。お母さんは子どもが上手に作れたことがとても誇らしく思えました。

親子は並んで家路につきました。
家族団らんの夕食時に、子どもを囲んでの会話が盛り上がったのは言うまでもありません。“

『そんなことは、ナイ ない 無い…』と言ってはお仕舞いです。

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